理事長挨拶
新年度にあたり
新年度のスタートにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
ようやく新型コロナウイルス感染症による影響はなくなりつつあるものの、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原材料高騰、エネルギー価格の上昇、円安の進展などの経済活動への不安を未だに拭えないまま、令和5年度を皆様のおかげ様をもちまして事業を終えることができました。また、本年1月1日に起きました石川県・能登半島地震にはおいては、心からお見舞い申し上げます。
国内の自動車産業に目をうつしますと、一時期の半導体不足やコロナ禍の影響が 改善され、本年度の新車販売台数は4年ぶりに前年度を上回る結果となりました。このような情勢を踏まえ、国土交通省からの近々な課題である、車体整備業ガイドラインの指針を踏まえ、上部団体である日本自動車車体整備協同組合連合会の取り組み「自動車車体整備士の再教育/高度化車体整備技能講習」、「見える化事業所の構築/先進安全自動車対応優良車体整備事業者」、「特定整備車体整備記録簿の記載義務」電磁的記録と保存、「特定整備認証電子制御装置整備」取得100%を目指しユーザーに信頼され安全・安心をお届けすることのできる自動車車体整備技術の提供が使命であることを認識し、諸施策を実施いたします。
また、令和6年度は業界の地位向上と所属員の経営基盤の安定に寄与すべく「団体協約」先ずは工賃単価における団体交渉に向けての取り組みをスタートさせ、実行してまいります。
今年度は、以上の事を踏まえながら少しでも多くの仲間を増やし、新規組合員の 増強を図り、「適正な対価を受け、次世代に引き継げる持続可能な自動車車体整備業の確立」に向けて、目標実現に向け一丸となり進んでいき、より良い組合にしていきましょう。
山梨県自動車車体整備協同組合 理事長 市川 清